未来へ
2004.10.2
ああ、いい天気。 こんな日は死にたくなるよ。
と言うと、ネガティブな感じに聞こえるかもしれないが、むしろポジティブというか、
こんな日に死ねたらいいな、くらいの意味である。
おや。 暴言(なの?)をフォローしようとして、私はどつぼにはまっているのか。
でも、こんな日は危険である。
というのも、全員軽く躁状態になっているからだ。
今も、老人が一人、朗朗と歌いあげながら、肩で風きって通りを歩み去ったところである。
こんな日に一人で屋上にでも上ろうもんなら、
「えいっ!」 とばかりにジャンピングジャックフラッシュしたい衝動に駆られてしまうに決まっている。
ふう、あぶねー。 絶対にしないけどね。
冷静に考えてみると、こんな日は己の生きるパワーがマックスに近いにもかかわらず、
たとえば太陽なんかには、負けに負けていることを身にしみて知ってしまうからではあるまいか。
気持ちのよい負けっぷりというか。
さらにどつぼにはまっているあいだに、
今度は制服の中学生2クラス分ぐらいが、生命エネルギーをまきちらしながら通り過ぎた。
まさに、命のパレード。
私のも、もってっていいぞ。
けっ、やらんわ、ぼけ。
結局のところ、跳びたい衝動は、生きたい衝動だったか。
今度はチャリンコの子供が二人。
「替え歌つくったから聴く〜っ? いくよ〜っ!…」
くっ。 私が聴く前に通り過ぎやがった。
ちょっぴりくやしい、秋晴れの日。